こんにちは。私は地方で学校教育の仕事を40年以上した後、2年前に退職した年金生活者です。

普段は政治にあまり関心がないほうですが、最近、元の勤め先の同僚や飲み会での話題といえば、どれもこれも「このままで大丈夫なのか?」という不安ばっかり。

物価高、給料の上がらなさ、年金に対する疑問、そして何より、「日本ってこれからどうなるの?」という漠然とした不安。

そんな中、ふとYouTubeを見ていたら、とある動画がバズっていたんです。タイトルはこう。

> 【参院選2025】与党過半数割れなら秋に衆院解散も?産経×朝日の政治記者が徹底解説

正直、政治系の動画ってちょっと苦手だったんですけど、なぜかその日は見入ってしまいました。

そして衝撃を受けました。

「これはヤバいんじゃないか?」

「自分の生活にも直結してる!」

そう感じたので、自分なりに調べてみたことを、ありのままに書いてみようと思います。









参院選2025のゆくえは?




自分の人生に関わる選挙、それが「参院選2025」


まずはご存知の方も多いかもしれませんが、今年2025年に迫っているのが第27回参議院議員通常選挙(通称:参院選2025)です。

投票日は7月20日。

投開票は翌7月20日を予定しています。

この選挙、一見すると「またか…」と思う人も多いかもしれません。

でも、今回の選挙には、戦後続いてきた日本の政治体制そのものの転換点が隠されています。

つまり、「今まではこうだったけど、これからはこうなるかもしれない」という、「終わりの始まり」的な意味合いを持っているんです。




自民党・公明党、過半数維持できるのか?


まず注目されているのは、現在の与党である自民党と公明党が、参議院で過半数を維持できるかどうかです。

簡単に言うと、全体の議席数124議席のうち、63議席以上取らないと「過半数」にはなりません。

ところが、専門家の間では、自公合わせて獲得議席数が50議席台前半になる可能性が高いとの見方が広がっています。

え?それって過半数割れるってことじゃん!




どうして過半数が割れそうなのか?


では、なぜ自公がこんなに厳しい状況にあるのか?

1. 自民党の比例代表での支持率低下


比例代表区では、過去最低の12議席しか取れない可能性があります。

これは本当にショックですね。

かつては比例区だけで15議席以上を狙えるほど強かったのに、ここ数年の支持率の下落は歴然です。

特に若年層の離反が顕著で、「政策がよくわからない」「首相の人気がない」「なんか信用できない」という声が多く聞かれます。

2. 複数選挙区でも1議席ずつが精一杯?


全国には13の複数選挙区があり、ここでは各党が複数候補を立てています。

しかし、自民党がここで期待されるのは、1区につき1議席ずつ。つまり、全部で13議席が限界という計算です。

これもまた、かつては複数区で2議席を狙えた時代があったんですが、今はそんな余裕はありません。

3. 公明党も苦境に立たされる


さらに追い打ちをかけるように、公明党も苦戦しています。

これまでの調査では13議席が見込まれていましたが、選挙区の情勢などを考慮すると10議席程度にとどまる可能性が高いとのこと。

公明党は創価学会という母体を持つ強みがある一方で、若年層へのアピール力が弱く、都市部での支持率が低迷しています。




結局、自公で何議席取れるの?


ざっくり計算すると、以下のようになります。

  • 自民党:比例12 + 選挙区13 = 25議席

  • 公明党:10議席

合計:35議席

これに加えて、1人区(=各県で1人の候補者が争う選挙区)での議席獲得が必要です。

現状では、1人区での与野党の戦いはほぼ五分五分。もし16議席を獲得できたとすれば、合計で51議席となります。

つまり、ギリギリで過半数をクリアするかどうか、というラインです。

一部では、60%の確率で50議席を下回るという分析も出ています。




「政権運営ができなくなる」ってどういうこと?


もし自公が参議院で過半数を割った場合、国会の運営に大きな支障が出ます。

参議院は「慎重審議機関」とも呼ばれ、法案の修正や否決などに強い影響を持ちます。

過半数を失えば、政府提出法案の可決が難しくなり、補正予算の成立すら困難になるのです。

しかも、衆議院でもすでに自公連合は過半数を割っています(215議席/必要228議席)。

つまり、衆参両院で少数与党という異常事態に陥ることになり、政権運営そのものが立ち行かなくなる可能性が出てきます。




過半数割れ後の4つの未来シナリオ


では、そうなった場合、一体どうなるのでしょうか?

識者たちが描く未来には、大きく分けて4つのシナリオがあります。

シナリオ①:連立の拡大


自民党・公明党に加えて、日本維新の会や国民民主党など他の政党と連立を組み、衆参両院で過半数を目指す方法です。

ただし、日本維新の会は大阪以外では弱く、選挙結果によっては党内分裂の可能性も。その際、吉村知事とは距離を置く議員を取り込む動きが出てくるかもしれません。

シナリオ②:大連立


これは驚きの案ですが、自民党と立憲民主党の連携です。

意外に思えるかもしれませんが、実は過去に消費税増税と社会保障改革を協力して成立させた実績があります。

立憲民主党の野田代表は最近、「税と社会保障の改革」を再議論すべきだと主張しており、石破茂氏ともテレビ討論で仲良さげなやり取りが見られました。

水面下では、「党派を超えて日本の将来を考える協議チーム」の設立が検討されているとも言われています。

シナリオ③:野党の連立政権


立憲民主党を中心に、共産党やれいわ新選組、維新などが連携して政権を樹立するパターンです。

しかし、これらの政党には理念や政策の違いが大きく、現実的には難しいとされています。

シナリオ④:部分連携


一番地味ですが、最も現実的なのはこちら。

自民党・公明党は少数与党のままで、法案や予算ごとに協力相手を変えていくスタイルです。

森山国対委員長はすでに、無所属の保守系議員の取り込みを積極的に進めているようです。




衆議院解散と「ガラガラポン」の未来


さらに最悪の場合、衆議院の解散総選挙という流れも想定されています。

もし参議院選挙で自公が49議席以下になった場合、自民党の有力幹部からは「臨時国会の冒頭でも解散だ」という声も出ています。

これが起こると、衆参ねじれ国会となり、どこが政権を担うかも不透明な「カオス」状態に突入します。

これは俗に「ガラガラポン」と呼ばれており、誰が次の首相になるかも分からないという混乱局面です。




私の身近なリアルな危機感


ここまで読んで、「いや、別に政治なんて関係ないし」と思う方もいるかもしれません。

でも、この選挙はあなたの生活に直接関わってくるんです。

例えば:

  • トランプ氏による日本への追加関税(自動車関連)

  • コメの価格政策を巡る生産者と消費者の対立

  • 消費税減税を巡る与野党の議論

これらすべて、私たちの食費、給料、将来の年金に直結しています。




投票に行かないことが「リスク」になる時代へ


私自身、以前は「投票しても変わらないし」と思っていました。

でも、今では違います。

「投票しないことで、他人に自分の未来を決められる」時代になっているんです。

だからこそ、期日前投票や早めの情報収集が重要になってきます。







最後に:私たちの選択が未来を創る


*まとめ
この記事を読んでいるあなたも、きっと「自分の人生を少しでも良くしたい」と願っているはずです。

そのためには、政治を「他人事」とせず、自分ごととして向き合う必要があります。

今回の参議院選挙は、日本の政治が大きく変わる節目の選挙です。

私たち一人ひとりの一票が、戦後体制の終わりか、新たな日本の幕開けかを決めます。

ぜひ、家族や友人と一緒に、情報を共有し、行動してみてください。




参考資料

  • YouTubeチャンネル「選挙ドットコムちゃんねる」『【参院選2025】与党過半数割れなら秋に衆院解散も?産経×朝日の政治記者が徹底解説

  • 産経新聞 水内茂幸記者 × 朝日新聞 今野忍記者 対談内容抜粋




※この記事は、YouTube動画の内容を基に独自の視点で執筆したものです。政治的立場を表明するものではありません。